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強制起訴裁判続報

 投稿者:RYU  投稿日:2018年 5月10日(木)15時20分54秒
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   東京電力の旧経営陣が強制起訴された裁判が、佳境に入ってきています。
 既報のとおり、以下の<NHK>サイトで概観できます。
  https://www3.nhk.or.jp/news/special/toudensaiban/

 島崎邦彦という方が証人台に立ったそうです。日本地震学会の会長などを歴任し、平成26年まで原子力規制委員会の委員も務めたこの方は、「『長期評価』(文部科学省地震調査研究推進本部専門部会)に基づいて対策をとっていれば、何人もの命が救われ、原発事故も起きなかった」とはっきりと述べた、とのことです。

 組織の枠組がわかりにくいので、少し調べましたので、上げておきます。
 上記<NHK>サイトには、政府の、と表記されている<地震調査研究推進本部>は文部科学省内にあります。また、島崎氏が証言の中で「圧力を受けた」とした“内閣府の担当”がどういう立ち位置かというと、内閣府内にある<中央防災会議>が防災の元締めである、ということです。なお、<中央防災会議>は内閣全員とほか数名で構成されていることから、実質的に閣議+α、です。

 ざっくりまとめると、島崎氏が関わった平成14年の<地震調査研究推進本部>の『長期評価』は、“福島県沖を含む三陸沖から房総沖にかけての領域で30年以内に20%の確率でマグニチュード8クラスの巨大地震が発生するという内容で”、同氏は兼務していた、<中央防災会議専門委員会?>にて、“『長期評価』を活かして対策を進めるよう主張しましたが、その意見は受け入れられなかった”とのことです。

 このあたりは、縦割りという言い方で行政を非難するのは当たらずで、そもそも専門家会議を何重構造にもわざわざしておいて、報告なり答申なりを途中で骨抜きにできるように、または、何回でも専門家を懐柔できるように、組織を多重化・冗長化設計しているかのごとくです。

 時系列的な補足をしておきます。行末は当時の首班。
 昭和46年 1号機運転開始、佐藤
   49年 2号機運転開始、田中
   51年 3号機運転開始、三木
   53年 4・5号機運転開始、福田
   54年 6号機運転開始、大平
 平成14年 『長期評価』#1、小泉
 平成23年 震災、『長期評価』#2、管
 
 
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