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半分死んだ猫

 投稿者:ANA!  投稿日:2009年10月 1日(木)22時29分47秒
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  最近アニメなどで「シュレディンガーの猫」という言葉をよく聞きますが、どうも気になる。ちゃんと分かって使ってるんだろうか。とかいう私もわかっているのか。
まず量子力学の「不確定性理論」というのがあって、「量子の動きは複雑で確定出来ない。予測の範囲は提示できるが、本当に解るのは結果だけ」「そこは箱に閉じておいて計算しましょう」というような話なんですが、これに対してシュレディンガーが「そんなわけあるかい、箱の中の猫が生きてるか死んでるか分からないなら、その猫は半分死んでるって言うのか? そんな状態あり得ねえ、いずれかの状態に特定されるべきだろ。科学者だったら解明すべき」って反論をしたのが、そもそもの「シュレディンガーの猫」。結局彼の意見も中身を特定する方策が無いのね。反論は淘汰され「不確定性理論」は「不確定性原理」になった。
ただ、「シュレディンガーの猫」は失敗した弁論なんだけど、たまにこれを、量子学でいう「閉じておいた箱」、「不確定」そのものが「シュレディンガーの猫」だと言う人がいる。ややこしいよね(笑)。小説やフィクション系ではそういうのが多いんです。現象を説明するのに、「シュレディンガーの猫」という名称がインパクトあったので、経緯無視で使ってしまったんでしょうね。そして知らない人にも広まった。そのうち量子論からも離れて行った。
量子論って複雑すぎて、多くの知識人が一般の人へは説明をためらってしまう、あるいは説明されても多くの人が理解しようとしない、稀な分野なんですよ。いくつか本を読んでみてそう思いました。「不確定」を認めるのかどうか。認めたら認めたで「不確定」なので、色んな解釈が生まれるんだね(笑)。
ウィキペディアの説明はわかりづらいです。あれは理系の人に向けた説明というか、論点がずれてるように思うんですよね。私が書いた経緯や、二通りの捉え方の説明がすっきりしていないんですよ。こういうのだけ頭に入れて、わかったと思っている人が、論争を更に複雑にしているんじゃなかろうか。
私の参考文書はこれとか↓
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/113530.html

そういうわけで「にゃんこい!」がもうすぐ始まるんですが。にゃんこマスター/山根まさひろさんの仕事に期待したいかと(笑)。
 
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